無題27_20231012141734






学生時代の私はとてつもない学校嫌いでした。


でした、じゃないです。

今も好きではないです。




朝早く起きる怠さ、決められたことをやる退屈、嫌いな授業を受けている時の強制感、友達とうまく関われない劣等感、私だけ浮いているという恥ずかしさ、どうせ私はキモくて邪魔だと思われているんだろうという自意識。



私の人生では、学校=苦痛の場所だったのです。




実際にプチ不登校のような時期もあれば、保健室登校の時期もあったり、普通に通える時期、登校中に行く気が失せてサボる・遅刻してしまう時期、布団から出られず1日の大半を寝て過ごす時期など、さまざまでした。




母が朝早くに仕事に行ったという体で
「熱があるので休みます」
「お腹が痛いので遅刻します」
と自ら学校に電話して休むこともありました。



兎にも角にも、学校が嫌い。



今思い返しても学生時代はしんどかったし、あの頃には絶対に戻りたくないとも思います。

(そんな私ですが大人になってから、給食というシステムに猛烈な感謝を感じます。バランスの取れた美味しい食事がきちんと用意される、本当に感謝です、ありがとうございます)





さて、なぜ突然に学生時代が浮かんだのか。


我ながら不思議なのであえて心を綴ってみよう、書いてみようと思います。




*****





ここ最近、なぜか学校に行けなかった頃の私が浮かぶのです。




とてつもなくしんどくて、毎日葛藤していたと思います。



学校に行かないと出席が、単位が、留年が...。
でも行きたくない、もう嫌だ、どうしよう。

でも行かないと、でもな、どうしよう。


そう思いながら休んだり、サボったり、登校したり。




学生時代の私は毎日16時になると安心していました。


16時というのは、私にとっての学校が終わる時間です。


授業が終わり、多くの生徒が部活動や下校を始めます。




ああ、今日も学校が終わった、みんな授業が終わった。
もう自由だ、今日がなんとか終わった。



1日の中の16時は、私にとっては禊が終わる時間なのです。




大人になった今、学生時代の私を思うとなんとも生きづらそうだと感じます。



逃げれば良いのに、誰かに助けを求めれば良いのにとも思いますが、誰かいたか?と聞かれると「いや、いないか」と思います。




「学校を休んでも良いよ、行かなくても良いよ」
という家族や先生、友達が欲しかったことは事実ですが、彼らが私の人生の責任をとってくれるかと言われたらそれはできません。




じゃあ、あの頃の私はどうしたかったのだろう。

自問自答しても分かりませんでした。




そして、ふとこんなことも思うのです。



もし、学生時代の私に会いに行けるなら、私はなんて言葉をかけよう。





別にそんなことを考える必要はない、過去の出来事のはずで、終わったことなのに。


なぜか、ここ最近は「あの頃の私になんて言葉をかけようか」ということが度々浮かぶのです。




なんて言葉をかけようか。





自問自答してみると「わかんないよね、難しいよね」なんてことしか出ないのです。


もっと気の利いた言葉を、もっと上手に優しい言葉を、とも思うのですが分からないのです。





何に悩んで、何が辛くて、何にしんどさを感じているのか分からない。


とにかくしんどかったけど、何がそうさせているのか分からない。



分からないばっかりの中で生きていたんだ、そりゃしんどいわな。




この原稿を書きながらちょっと気付けた気がします。




*****






そして、ここからは心理学で言う“無意識”についてのお話になりますが。




「学生時代の私になんて言葉をかけよう」という思いばかりが巡っていた。


きっとこれ、今の私自身が何か言葉が欲しかったんだなとも思うのです。



今の私自身が何か言葉が欲しかった。




思えば、今年の夏頃から現在まで“分からない”という感覚や悩みがあるのです。



親戚家族の大事であったり、自分自身の住環境の変化、夫の仕事の変化などなど。



どうすればいいのだろう、どれが正解で、なにが間違いなのだろう。



悩みや問題というものは正解・不正解がないから一層悩む、私はそう思います。



きっと今の私は、“分からない”ということで悩んで、学生時代の私を通じて助けを求めたのだと思います。


その答えは、「わかんないよね、難しいよね」というただ共感してもらうことでした。


無理にどうにかしよう、答えを出そうということでなく、ただ共感して、安心して、一緒に涙してくれたり肩を貸してくれる優しさを求めていたのだと思います。



あの頃の私が欲しかった言葉は、今の自分が欲しい言葉。





そして。


私たちは心が安心して満たされると、自動的に前を向けたり、次を見据えることができたりします。




飽きるほど自分に付き合ってあげる、一生をかけて。

その覚悟が必要なんだなと気づいた今日この頃でした。



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