ご覧いただきありがとうございます。
優木るなです。
本日より、カウンセリングサービスのカウンセラーがお届けする「恋と仕事の心理学」の火曜日テーマ「うまくいくコミュニケーション」のメンバーになりました。
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|| 分かってくれない旦那
「うまくいくコミュニケーション」というテーマをいただいた際、何を書こうか非常に悩みました。
なぜなら、私自身がコミュニケーションを失敗しまくりだったからです。
かつての私は
・怒る
・黙る
・きつい態度をする
・ブチキレる
・怒鳴る
・物に当たる
・超怒る
こういった形でしか自分の気持ちを表現できなかったのです。
夫と結婚する前や結婚当初、心理学やカウンセリングに触れたことのない私は夫に対してよく怒鳴ってました。
「どうしてわかんないの!?」
「なんで分かってくれないの!?」
「もういい!」
上記は私が日常的に言っていたセリフです。
今、ブログを書きながら思い出して、申し訳なさや後悔、恥ずかしさ、離婚されなくてよかったという安堵が込み上げます。
ですが、当時の私は本気で、心の底から
「なんで私のクソ旦那は何にも分かってくれないんだろう。」
と悩んでいたのです。
(今も喧嘩したり、怒ったりすると思っちゃうよ!)
|| トイレットペーパー事件
結婚して間もなくの頃。
「ウチの旦那は何にも分かってくれない」
と本気で悩んでいたある日。
夫とトイレのタイミングが被ってしまい、夫が出た後に私が入った時のこと。
トイレットペーパーがほんの少し残った状態で、芯を替えずそのままにしてあったのです。
2、3cmのトイレットペーパーがちょろんとついて、残っているその光景を見た私。
めちゃくちゃカチンとくるわけです。
「なんで替えないの?」
「この程度もやれないの?」
「2、3cm程度で拭けると思ってんの?」
怒りが込み上げた私。
トイレットペーパーを替え、残っていた芯を引っ掴みドタドタと足音を立てながらトイレから出ます。
そして、芯を夫に見せつけたのです。
私「ねえ、これ。」
夫「...え???」
私「これ、わかんないの?」
貴様が替えなかったトイレットペーパーの芯ですよ?
とブチ切れている私。
夫は困惑しています。
当然です。
「これ」しか伝えてないですから、そりゃ伝わらないですよ。
みなさんもいきなりトイレットペーパーの芯を持った女がキレてきたら困惑するし、怖いですよね。私だったら怖いです。
皆様が読んで分かる通り。
当時の私は、伝えるというコミュニケーションを全くしていなかったのです。
そのくせ、
「どうしてわかんないの!?」
「なんで分かってくれないの!?」
「もういい!」
と怒るんですよ。
毎週火曜日のアメブロのテーマと正反対の
「うまくいかないコミュニケーション」です。
伝えないのに、伝わらないと怒る。
私と夫の間には常に伝わらなさやモヤモヤ感、怒りがありました。
さて...。
ここで気になるのが、なんで伝えないの?ということです。
|| 伝えない理由
なんで伝えないんだろう。
伝えない理由、伝えられない理由って、なんなんでしょうね。
ピンとこないので、自分に問いかけてみたんです。
「アンタ、なんでそんなに伝えないの?」と。
自問自答ってやつです。
そして心を深掘りしていくと色々浮かんでくるのです。
・だって伝わらないし
・どうせ伝わらないし
・前に言っても無駄だったし
・あの時だって...、この時だって...
どうやらいつの間にか、知らないうちに諦めの気持ちを持ってしまったようなのです。
どうせ私の要望や意見は伝わらないよね
なんて気持ちがあったら、伝えることをしなくなっちゃいますよね。
|| 手放す時に必要なもの
よし!では諦めることをやめましょう!
さあ、伝えましょう!
と言われて、素直にできる人はなかなかいません。
諦めを手放しましょう。
と言われて簡単に手放せたら、そもそも悩まないです。
この諦めを手放せないから苦しいし、悩むわけなのです。
では、なんで手放せないんでしょう...。
ここでひとつ、想像をしてみます。
もし、諦めを手放したとして。
諦めがあった場所に何が残るでしょうか?
諦めを手放したら、手元に何がやってくるでしょうか?
答えは、わからないんです。
そもそも、何かが残るのかどうかも、何かが手元にやってくるかどうかも、わからないです。
私達によくあることなのですが、わからないって、めっちゃ怖かったりします。
怖いという感覚があると、諦めにしがみついてしまうし、手放すことが怖くなっちゃいますよね〜。
|| 手放しと望みはセットで
先ほどは
「アンタ、なんでそんなに伝えないの?」
と自問自答してみました。
そうすると諦めの気持ちがあるということに気づいたのですが...。
もうひとつ大切なことも自分に聴いてみたのです。
「アンタ、自分の夫とどうなりたい?
自分の人生、どういうふうに歩んでみたい?
どんな毎日を送ってみたい?」と。
自分の欲しいものや希望、どうなりたいか、夢、未来などなど自分の望みを自分自身に聴いてみました。
私は“心を深掘りする”なんて言ったりもするのですが、自分にスポットライトを当ててみると色々浮かんでくるのです。
・夫とは、仲良くいたい。
・のんびり、楽しみたい。
・幸せな人生がいいな。
・本当は、あんま怒りたくない。
・旅行に行きたい。
・スタバの新作飲みたい。
望みや欲しいものを浮かべる時って、
自分に聴いてあげている状態だったりします。
「だって伝わらないし!無駄!」
と諦めていた自分を真ん中、一番前に立たせているのです。
望むことすらも諦めてしまった自分自身にもう一度スポットライトを当てる。
それこそが、欲しいと望むことにOKを出す、自分の望みを手にする第一歩になるんじゃないかなと私は思います。
そして私たちは、望むことにOKを出せた時、気づかぬうちに行動していたりするのです。
私の場合だと、
・夫に「海の幸を食べたい」と言って、浜焼き食べ放題&旅行に行った
・夫に「公園デートをしたい」と誘って、セブンイレブンのコーヒー飲みながらベンチでぼーっとした
気づかぬうちに、言えたりとか、誘ったりとか、伝えることができたのです。
こんな形で、望みが実現して、同時に「私の要望や意見は通らないよね」という諦めを手放していたのです。
|| おわりに
そして実は先日、第二回目となるトイレットペーパー事件が勃発したのです。
トイレットペーパーホルダーには2、3cmの紙がくっついた芯だけ。
そして私は、思うのです。
「替えてくれや」と。
さて...。
これまでの私でしたら、ブチ切れて、夫に怒鳴って、怒りながら夕飯を作って、コンロにフライパンを叩きつけて、と「アタシめっちゃ怒ってますから」アピールをしていたのですが。
ここからが前回と違ったんです。
私はトイレットペーパーを替え、トイレを出て、夫に一言「トイレットペーパー、なくなったら替えといて」と伝えます。
夫は「あ、ごめん、忘れてた」
特に揉め事も何もなく、おしまい。
ブチ切れる妻も、怒鳴る嫁も、鬼の形相で床を踏み抜くようにドンドンと歩く優木るなカウンセラーもいないのです。
「トイレットペーパー、なくなったら替えといて」
この一言が言えたのは、
自分にスポットライトを当てられたから
自分の望みを伝えられたという経験ができたから
だと思います。
そして、ここまで書いてみて気づいたのですが...。
自分の望みを大切にするということは、自分を大切にするということにつながり...。
自分を大切にできると、自分自身のコミュニケーションスタイルや振る舞いが変わります。
結果的に、身の周りの人とより良いコミュニケーションができて、より良い関係性が築ける。
この流れに気づいただけでも天才的なのですが、反対に考えてみたのです。
身の周りの人とより良いコミュニケーションができ、より良い関係性を築くには...。
自分の望みを大切にして、自分を大切にすることが大切なのではないかと。
この天才的な気づきを過去の自分に教えてあげたい気分ですが、過去に戻る能力は備わっていないので、これからも継続して大切にすることを心がけてみます、相手のことも、そして自分のことも。
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ここまでお読みいただきありがとうございます🍀
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