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こんにちは、優木るなです。




ある朝のことでした。
出勤の支度をしている夫が着替えようと、タンスを開けて「えっ」って顔をしたのです。


その僅かな光景を見た私は頭の中で思考を巡らせました。



「あ、どうしよう、いつも着ている黒いシャツがないからだ。ほんとごめんなさい。でも、どうしよう洗濯物全然溜まってなかったから洗濯してない、どうしよう、え、ていうか他に着ていく服ないの?洗濯しなかった私が悪いってこと?だとしても、前日に洗濯しないってこと伝えたし、そもそもなんでこの人は1枚の服ばかりを着回すのだろう、やっぱり洗濯してなかった私が悪いんだ、最悪だ、どうしよう、これから仕事なのに機嫌悪くなるかな。」




夫の様子を見た私、“勝手に察した”のです。
(夫はただタンスを開けただけ。



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↑ 頭の中はこんな感じ ↑




思考の元、私から咄嗟に出た一言が
「他に着ていく服ないの?」
です。

突拍子なさすぎですよね。
どこからこのワード出てきたって感じだし。
しかも、私が悪いって言うの!?っていう圧を感じます。



言われた側は「は?」です。
実際、夫も怪訝そうに「???」という顔をしていました。
(ここまで、夫はタンスを開けただけ、それしかしてません。)




|| 私の思考




時間で言うと一瞬の出来事だったのですが、
私に何が起こったのかというと、



夫の表情を見る

私が悪いことをしたと思った

責められると思い込みをした

責められたくない!

私、悪くなくね?

「他に着ていく服ないの?」



これらを瞬時に導き出したのです。
この思考のスピードを勉強に応用できたら私はノーベル賞受賞間違いなしです。




ですが、それほどまでには
自分を責めることが当たり前

私は悪いです!

という状態なのです。



タンスを開けて「えっ」とした顔の夫を見ただけで、
察して、思考して、自分責めを導き出してって...。


どんだけ自分のこと責めてんだよ!

って話ですよね。



そして「私は悪い!」という自分責めがあるので、これ以上誰かから責められるのは勘弁なのです。


すでに自分で自分のことをめちゃくちゃ責めているので、相手に対して
「もうこれ以上、責めないでください!」と思ったりします。
無意識で“責めてくる人”として決めつけている状態です


自分が悪い悪くないとか、相手が責める責めないとかは関係ありません。

(この時、相手の気持ちや都合は関係ありません、無視です。)


責められる!って思って、避けることに必死。

とにかくもうこれ以上責められるのことは勘弁なので、
自分、悪くない
という思考に持っていこうとします。


夫の表情を見て、勝手に察して、いろいろ思考した私から出た
「他に着ていく服ないの?」
という一言は、まさに
「私悪くない!責めないでください!」という気持ち故に出た一言なのです





|| 自分を確認する




自分の人生を思い返せば、
人の顔色をよく伺ってんな〜って思います。
他にも、相手の機嫌が悪いと「ああ、私がなんかやったんだ」と思い込んだり。



とにかく、
「察して、私が悪い、責めないで!」
人との関わりにコイツがいっつもついて来るんです。



じゃあどうしたら良いんだろうと頭で考えた訳なんです。

こうしたら良いんだ!
という明確な回答は導けませんでした。



でも、自問自答をしてみたのです。



なんで、「察して、私が悪い、責めないで!」ってやっちゃうの?って。
(心の中で自分に確認してみる感じ。)



すると、ポツリポツリと浮かぶのです。




私は責められるべき人間、怖さ?
責められるのが怖い、恐怖?

どうせ怒るでしょ、怒り?
言ってもわかんないよね、諦め?



ここに書き出したらすんげぇ量になるけど、
自分のなかには、いろいろあるんだなぁ
と、改めて自分で自分のことを確認できたのです。






|| 自分を大切にする




自分で自分のことを確認する。
これ、めちゃくちゃ大切なことだったりします。



私たち人間って、優しいんですよね。

人のことはサクッと、気軽に察したり、無意識的に察することができるのに、自分のこととなると後回しにしちゃうのです。



特に「私が悪い、責めないで!」というような自分責めがあると尚更、後回しの後回し、最後尾で放置なんてこともあります。



自分で自分のことを確認してあげるということは
自分責めをして後回しになった自分自身を、前に連れてきてあげる
自分を大切にするということにつながったりするのです。



そして、自分のことを大切にすることは、自分のことを責めないことにもつながります。

自分のことを責めない状態は、自分を含め誰も私を責めてない状態とも言えます。

自分を含め誰も私を責めてない状態。

もしこの状態でいられたとしたら、出勤の支度をしている夫が着替えようと、タンスを開けて「えっ」って顔をしたとしても、自分を責めないのです。


「なんか探してる?」ぐらいで済む話なのです。



|| 相手を大切にする





そして、もう一個、相手にも確認することが大切になります。
(確認、確認って言い過ぎですね。)



今回だと、タンスを開けて「えっ」って顔をした夫に「なんか探してる?」と確認したり。
なんなら、相手から「ねえねえ」と質問をされるまで待っててもよかったんじゃね?とも思います。



察してしまうこと、これは反応だったり癖になっていたりするので止めようにも止めづらかったりします。



ですが、察したとしても、確認したり聞いたりすることが重要だったりします。



たとえラーメンが食べたそうな雰囲気を察しても、「何食べようか〜」と確認することで「ハンバーグがいい」という答えが返ってくることもあります。

完璧に察すること、人間である以上無理なのですね。
ついでに言うと、私は唐揚げがいいです。




|| まとめ


冒頭の夫との出来事、結構デカめの喧嘩になったのですが
「どんなこともまずは確認する、聞く」
という夫婦の決め事をして一件落着となりました。


失敗から学ぶと言いますが、よくできた言葉だなって改めて思います。

私が咄嗟に放った「他に着ていく服ないの?」ということに関しては、
「いきなりその言葉が出てきて本気で戸惑ったわ、こんな感じだったよ。」
とモノマネされました。

「ほんとそうだよね、ごめんね。」
と反省半分、夫のモノマネが怖すぎてビビりました。


笑い話に収められてよかったです。




察しても確認する
相手に聞く



コミュニケーションは人生をより楽にする鍵だと、私は思っています。



行き詰まったり、自分を責めちゃう時こそ、自分に確認してあげてくださいね。



皆様の毎日がより楽しくなりますように〜!!!





優木るなより




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