こんにちは、優木るなです。
私は人よりも“ちょっと”だけ自立的です。
「なんでも一人でできます。」
「あなたの力は借りません。」
「独りで生きてきました。」
「お手は煩わせません。」
というタイプの人間です。
(全然ちょっとじゃない...笑)
人にだけならまだしも
空気を吸うことにも申し訳なさを感じるほどには自立を極めていたのです。
なんなら、空気吸わずに、息せずに生きているくらいの心持ちでいました。
こんな私なので、人間関係においても当然うまくいかないし、人と関われば関わるほどイライラします。
家族や職場、友達、誰に対しても
頼ったら迷惑だよね
そもそも頼りたくない
頼りにならない
なんて、心の底から思っていました。
|| そもそも頼るって何。
自分の人生を振り返り、私は頼るとか甘えることがめっちゃ苦手です。
頼る=迷惑
この構図が出来上がっています。
特に夫や母、お世話になっている人に対しては
ギリギリにならないと頼れない
迷惑って思われたらどうしよう
申し訳ない
人に頼るより自分でやったほうが早い
という考え・行動になりがちです。
でも、いや、だけど
(カウンセラーなので、でもとかいやって言いたくないんですけど)
人に頼ったほうがいいよ、とか
あなたに頼られたら嬉しいよ、とか
頼っていいんだよ、とか
言われたりするんですよ。
色々言われても、そう簡単には頼れないんですよね。
なんなら
独りで生きている人なんていない、とか
旦那さんに頼って生きていますよね?
なんて言われると
「いや、でも、そうだけど、わかってるけど、でも、違くて!」
となってしまうのです。
頼ることは相手の愛や好意を受け取るとか、頼るとは相手を信頼して力を借りるとか、めっちゃ分かるんです。
だって何遍も言われてきたので。道理はわかるんです。
でも、気づくと一人でめっちゃくちゃに頑張って、気づくとヘトヘトなんてことがあったりするのです。
人に頼るのが苦手、自立タイプの人は
頼ろうにも頼れないことが多かったり、
自分でどうにかしないと
生きられなかったり、
頼った時に傷つく出来事があったり、
痛みや傷、ネガティブな経験があったのではないのかな?なんて思います。
頼ることに痛みの感覚があると、そりゃ頼ろうにも頼れないし、その状態が続くと頼るってこと自体が結び付かなくなっちゃいますよね。
|| 頼るって何?
この前提で、頼るってことを考えてみたんです。
(自分の中では)人に頼ってない
(自分の中では)人は頼りにならない
でも、頼ってないだと今私が生きているこの状態に矛盾が生じるんですよね...。
だって今住んでる家は誰かが建てたし
電気水道ガスは業者さんに頼ってるし
そしてどうやら、頼ってるだけではなくて“頼りあって”生きてるらしいのです。
例えば、今私が使っているパソコン。
これは誰かが開発して
誰かが作ってくれて
誰かが販売してくれて
配送業者さんが手元に届けてくれて
このパソコンを動かすのに必要な電気は、電力会社さんから提供されてて
めっちゃお世話になっているんです。
特にスティーブ・ジョブズさんには足を向けて眠れないです。
じゃあ私は、頼りっぱなしなのかと思えばそうではありません。
パソコンを買うことでメーカーを支えています
配送業者さんを利用することで配送業者を支えています
電気料金を払うことで電力会社を支えています
受け取って、与えて。
与えて、受け取って。
その繰り返しが頼りあいだったりするのです。
私たちは誰しもが必ず誰かの頼りになっていて、役に立っていて、力になっているみたいなのです。
そう思うと、逆に自立ってめっちゃむずいじゃんって思います。
私はブログ冒頭で
「なんでも一人でできます。」
「あなたの力は借りません。」
「独りで生きてきました。」
「お手は煩わせません。」
と書きました。
だけど、これを本気でやろうとするなら
一糸まとわず無人島に泳いで行って、
完全自給自足生活
私には、無理です...。
私たちはどんな時でも、誰と生きようとも、一人で生きようとも誰かの救い、支え、頼りになっているのです。
|| アンパンマン
アンパンマンはお腹が減っている友達や仲間に、顔(あんぱん)を分け与えます。時には敵だった相手にも。
でも与えっぱなしだと、顔がなくなって力が出ません。
なので、定期的にジャムおじさんとバタコさんが顔を焼きます。
アンパンマンは誰かに与えると同時に、受け取っているのです。
まさに頼りあい、超バランス取れてますよね。
なんなら、顔を受け取らないと与えられないくらいには頼りあって生きてますよね、アンパンマンたち。
私たちも同じだったりします。
頑張りすぎてしんどかったり、自立しすぎてヘトヘトな時は与えすぎてる状態なのかもしれません。
そういう時こそ、まずは
「自分って、誰かの役に立ってるんだ」
ってところに焦点を当てて、自分の頑張りを最大限によしよししてあげてほしいな、なんて思うのです。
そして、頑張りすぎた心をよしよしして、余裕が出てきた時に、
「思い返せば、あの人に頼ってるところあったわ、ありがとう。」
と、自動的に受け取ることにシフト出来たりします。
与えるだけでなく、受け取る、そして与えて、また受け取る。
循環している状態って、頼りあってて、流れてる感じで、なんか心が楽ちんでいい感じですよね。
|| おわりに
私は空気を吸うことにも申し訳なさを感じるほどには自立を極めていました。
このことをカウンセリングの師匠に話したところ、大手電機メーカーのウェブサイトが送られてきたのです。
そのサイトを見たら、人間って1日に約3万回くらい呼吸するらしいんですよ。
3万回は頼りすぎな、と思わず笑ってしまったのでした。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
優木るな
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