・しっかり休む
・誰かに打ち明ける
これらは失恋や仕事の失敗、辛いこと、しんどいこと、傷ついた出来事があった時に
「自分に必要なこと」
だったりします。
今回のブログでは、私が
「ああ、今すぐ自分もろとも地球ごと消えたい」
とまで願ったほど、やらかしてしまったことについてお話しさせてもらえればと思います。
|| 最悪の事態
先日、仕事に関連するコンテストに参加したんです。
そこでは自分の案を発表して、審査してもらい、上位者には次の仕事の権利が与えられるというものでした。
私、なんとそこで...。
なんとですよ、なんとビリだったんです。
ビリって意味、みなさんご存知ですよね。
言い換えると最下位です。
選ばれないならまだしも、ビリ。
順位発表の最中、ゲ○出そうになりました。
コンテストや結果発表はZOOMというビデオ会議システム、オンラインで会議やセミナーを開催できるアプリケーションで行われました。
今でも目を閉じると結果発表の時の、今までに見たことない表情をしている画面越しの自分が鮮明に思い出されます。
私は高校時代に、
「アイツ、お前のこと好きだよ!」
「〇〇君、るなのこと好きっぽいよね!」
と周りから言われて、告白し、フラれたことがあります。
きっとその時と同じ顔してたんだろうな、だとしたら私の顔、やばいんだろうなぁと今更苦い青春を思い出すほどには、今回のビリはショックだったのです。
「告白したけど、フラれた。」
「職場の昇進に選ばれなかった。」
「学校の模試で最下位だった。」
などなど、選ばれなかった、恥ずかしい、なんて感覚に似ているのかな?と思います。
ビリ発表の時の私というのは、
「え、ビリはやばい。これはやばい事態だぞ。え、どうすんのこれ、今すぐ消えたい、死にたい。え、消えたい、地球ごと。神様仏様閻魔様、助けて。」
なんて頭の中で駆け巡っていました。
これ、たとえば失恋だとしたら
「え、フラれた。マジか、これはやばいぞ。友達としてはこれからもよろしくって、こっちとしてはよろしくもクソもないぞ。無かったことにしたい、時を戻すかドッキリでした〜ってなってほしい。」
なんてことが浮かぶのではないでしょうか。(あくまで私の想像です。)
|| こころの動き
人はショックな出来事が起こった時、まずは
現実を受け入れられない
びっくり、驚き
などの心理状態に陥るなんてことを聞いたことがありますが、まさにそれでした。
そして、その次に訪れるのが
“否定”なんて言われたりします。
否定とはどんな感じなのか?
私が良い例なのですが
コンテストでビリだったことに対し、
「選ばなかったやつ最低」
「責任者呼んでこい」
「会社が悪い」
という形で自分以外の人を否定しちゃうのです。
失恋で言うと
「こっちが勇気出してんのにそれってなくない?」
「思わせぶりな態度してきたのそっちじゃん」
「周りの奴らも、絶対付き合えるってなんて言いやがって、無責任どもが。」
なんて否定の仕方だったりします。(実体験です)
この否定、なんで否定するのかって話なのですが...。
まあ、なんと言うんでしょう。
恥ずかしいんですよね。
選ばれなかったこともそうですし、誰かにそのことが知れてしまうことも。
私の今回のコンテストの出来事はもちろん、失恋などでも
恥かかされた!
っていう感覚を持ってしまうことがあるのです。
恥かかされた!
っていう感覚を持ってしまうことがあるのです。
そして、この恥ずかしさ。
素直に恥ずかしい出来事として処理して、
「よし、次がんばろ!」
と、できたら良いのですが、なかなか難しい...。
私たち人間によくあるのですが、否定(怒り)で封印してしまうのです。
だって恥ずかしさ感じたくないし。
そして、もう一個、恥ずかしさのせいで湧き上がる感覚があります。
それは
「私、ダメなんだ。」
心理学の世界だと、自己否定なんて言われる状態です。
選ばれなかった私、評価されなかった私は能力がなく、魅力がなく、最低最悪と自分で自分を貶めてしまうなんてことがあります。
|| 恥ずかしさからの解放
恥ずかしい経験や思い、体験って、思い出すと“痛い”んですよ。
思い出して、しんどい
思い出して、辛い
そもそも思い出したくない
思い出したら、死ぬ(これは私です。)
かと言って、封印したままだと、封印したままなんです。
封印したままってことは、そこにある状態なんです。
そこにある限り何度でも、思い出してはしんどくなるを繰り返す。
そんなのって、めっちゃ辛いじゃないですか。
というわけで、恥ずかしさから解放されることが必要になるのです。
私のコンテストでの“ビリ”。
このビリという出来事の恥ずかしさや、惨めな感覚、反省、自己否定から解放されるため、私にピッタリだったのは
「誰かに打ち明ける」
ということでした。
私の場合は弟でした。
私の弟はゴルフを生業にしています。
彼は以前プロゴルファーになるためのテストに落ちるという経験をしていました。
私の気持ちをわかってくれそうな人は...弟や!と思い、打ち明けて話を聞いてもらったのです。
弟にコンテストでビリになったことを打ち明けた時、まず感じたのは安心感でした。
「私は自分のことを惨めで恥ずかしいと思っているけど、弟は普通に接してくれた。」
それが心底、助かったんです。
私の価値は変わってない、ビリでもいつもの私と同じ。
普通に関わってくれたんです。
そして、弟に聞いてみたんです。
「プロになるためのテスト落ちた時、どうだった?」
そしたら笑いながら
「いやね、死んだね。職場も家も自分も全部消えろって思った。」
と、実体験を通じて最大限に共感してくれたんです。
そして、これは私も全く見えてなかった部分、見たくなかった部分なのですが
「悔しいとか恥ずかしいってことは頑張ったんだよ。挑戦した時点ですごいじゃん。」
確かに、まあ、その通りだな。
自分の恥ずかしさや失敗ばかりに目がいって、全く見えてなかったけど。
自分の恥ずかしさや失敗ばかりに目がいって、全く見えてなかったけど。
でも弟を始め、自分以外の人は私の頑張りを知ってくれていたんだと思いました。
|| 心のケア
冒頭で挙げた、誰かに打ち明ける。
家族や友人、カウンセラーなど、誰かに頼ってほしいなと私は思うのです
誰かに打ち明けることで
「ああ、言ってみたら受け止めてもらえたわ。」
と、自分の恥ずかしさを相手に受け止めてもらい、恥ずかしさが軽減されたり。
「この人も同じような経験、感覚があったのか。」
と共感してもらえたり。
「自分では死ぬほど恥ずかしい出来事だけど、そこには努力があったのか。」
と自分の恥ずかしさの裏にある努力や勇気、頑張りを見てもらえたり。
自分が恥ずかしいと思っていた出来事を受け止めてもらい、裏側にある良さや、自分自身の才能、頑張りをたくさん見つけてもらうことで、恥ずかしい出来事から自分が頑張った出来事に変化していくのかななんて思います。
そして、いずれ笑い話になるのかななんても思います。
ですが...。
まず、ビリにしろ、失恋にしろ、ショックな時も
まず寝たほうがいい。
まず、ビリにしろ、失恋にしろ、ショックな時も
まず寝たほうがいい。
これが私が一番声を大にして言いたいことです。
コンテストの結果を職場で伝えたところ、お世話になっている先輩から
「まずはゆっくり休みな」
とアドバイスをもらったのです。
ですが、その時は
「休めるものか!怒りと恥ずかしさで落ち着かんわ!」
と、その言葉にも怒りを感じたのです...。
でも、やっぱり休んだ方が、イイのです。
コンテストの結果を職場で伝えたところ、お世話になっている先輩から
「まずはゆっくり休みな」
とアドバイスをもらったのです。
ですが、その時は
「休めるものか!怒りと恥ずかしさで落ち着かんわ!」
と、その言葉にも怒りを感じたのです...。
でも、やっぱり休んだ方が、イイのです。
何も考えずに休む、寝るという行為。
私たちって、寝ている時は考え事できないと思うんです。
何も考えてない時って、
「すごく自由で、許されている」
そんな状態なのです。
恥ずかしさや惨めさで自分を責めることも、そして相手を責めることも、何もない状態なんです。
最大限に自分自身に優しい状態なのかな、なんて思います。
最大限に自分自身に優しい状態なのかな、なんて思います。
でも、前述の私のように、寝れないなんて方もいらっしゃるかも知れません。
その時は、ご自身が思う最大限の優しさや贅沢を自分に許してあげてほしいな、なんて思います。
寝る前の30分、アロマとハーブティー、好きな音楽でリラックスしたり。
休日に何もせずに超ゆっくり過ごしたり。
コンビニスイーツ買い込んで、好きなドラマや映画、番組、アニメを見ながら過ごしたり。
スタバのキャラメルフラペチーノにクリームとチョコチップ、シロップ、ソース増量して、スコーンとクッキーまで食べたり。
モスバーガーのとびきりハンバーグサンドにLポテトとモスチキン、飲み物はメロンソーダにしたり。
私はパジャマでゲームしながら、ファンタグレープを味わう予定です。
とにもかくにも、まずは心身ともに休んでほしいな。
私は思います。
そして、たくさん休んで、誰かに打ち明けてみて、
「なんか、今なら大丈夫かも」
「平気になってきたな」
と心が感じると、自動的に次に向かって行動できたりします。
|| 終わりに
私は今回のコンテスト、ぶっちぎりビリになって
「こんな仕事やめて、ハリーポッター博士になってやる!」
と、自分が大好きなハリーポッターの道で生きていこうとしましたが、家族曰くそっちの道の方が大変らしいので、ビリを自分の学びとこれからの仕事に活かす予定です。
自分がどんなふうに成長するのか、ひとまわり大きくなるのか、自分でもまだ分かりません。
でも、このブログ記事が書ける時点で
「いいネタができた」
それは間違いありません。
そして、こんなにビリで恥ずかしい思いをした私でしたが、コンテストで発表した自分の案を職場の先輩と一緒に振り返ってみたんです。
抜けやら不足が多くてビビったんです。
言いたいことは言えてないし。
抜けやら不足が多くてビビったんです。
言いたいことは言えてないし。
こりゃ、審査員の人、ビリだよ。
評価しずらいよね、ごめん。
評価しずらいよね、ごめん。
とそこでまた、ちょっと恥ずかしさが芽生えたのでした。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
優木るなより
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