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こんにちは、優木るなです。


現在、私は“仮住まい”で生活をしています。

なぜかというと、私が床を踏み抜いたからです。


私は賃貸マンションの1階に住んでいます。
でも、半地下なんです。
湿気はあるし、日当たりは悪い。

でも家賃はお安めだし、駅近だし、近くになか卯とケンタッキーがあるので文句はありません。

でしたが...。
半地下ということもあり、住み続けるうちに湿気の影響で床の木が腐り始め、各所がべこべこに凹み始めました。

そしてある日、床の一部が崩れ、それに気づかず私が盛大に踏み抜いたのです。

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これは踏み抜いた後の写真です。

怒られたらどうしよう、
費用請求されたらどうしよう、
と不安やら恐怖の中で管理会社さんに連絡したところ、快く対応していただき、床の張り替え作業が決定。



なんと仮住まいとして用意してもらえた部屋は天窓と屋根裏部屋があるということでワクワク&ウキウキ気分。


私は
「素直に頼ると良いことあるんだ!」
「これって、サレンダーってやつ!?」
と、自分の体験から心理学的な学びを得た気分でいました。


サレンダーには
・身を任せる
・委ねる
・信頼して待つ
・全面降伏
などなどの意味が込められています。


素直に管理会社に言ってよかった
頼ったらより良いことが巡ってきた
サレンダーした私、成長しちゃった
と、仮住まい生活を満喫しようとしていたのですが...。




|| 問題と、本当の問題




なんと仮住まいでの生活、超絶不便でした。


もともと住んでいた半地下の部屋よりも狭いことで、荷物やら段ボールに囲まれた生活。

調理器具や生活用品のほとんどが段ボールに入って、埋もれているため料理ができない。

ユニットバスのため温便座がない。

洗濯機が使えない。

お風呂は元々住んでいた半地下の部屋のものを使う。

などなど、あげ始めたらキリがないくらいには不便と不満だらけ。



サレンダーと喜んだ自分自身がバカみたいだと思えました。



私が床を踏み抜かなければ、
管理会社に言わなければ、
ここまで不便な生活にはならなかったのに。

そもそも半地下で湿気の多い家になんて住まなければよかった!

こんなに不便な生活になるなら床の修繕なんてしてほしくなかった!

管理会社なんだから、ちゃんと生活できるように手配してよ!

管理会社も、私も、みんなみんなバカだ!


「最悪の事態が起こった!」
と、イライラ、怒り、不満が止まりません。




そして何よりも嫌なこと、問題は
「母を頼らざるを得ない」
ということです。


母は仮住まいへの引っ越しの際に夕飯を持ってきて、夜遅くまで手伝ってくれたり、
快く洗濯機を使わせてくれたり、
夕飯を作ってくれたり、
「何かあったら言ってね!」と言ってくれるのですが...。



どうも母に頼ることが嫌なのです。



頼ろうとすると、

迷惑がっていたらどうしよう
もし拒否されたらどうしよう


という思いが先行してしまい、

対価を支払わないと
恩を返さないと


ということがくっついてしまうのです。



頼る=代償を払う
そんな構図が私の中で出来上がっている。

なので極力自分でできることは自分でやろうと思っていたのですが...。




|| 問題の裏




先日、元々住んでいた半地下の部屋の床がこうなりました。

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床の張り替え作業のため、風呂までの道が途絶えたのです。

ああ、私は風呂すら満足に入れない。
最悪の気分でした。

すでに洗濯や夕飯のことで母にお世話になっているのに、風呂までお世話にならなきゃいけない。

かと言って銭湯に行こうにも徒歩圏内に無い。



あー、また母に頼るのか。
なんで問題ばっかり起こるんだろう。
不便だなぁ。




でも、なんでこんなに問題が起こるのだろう?



そういえば私、クライアントさんにも
「問題には必ず意味がありますよ〜」
「問題の裏には才能がありますよ〜」
「問題には愛が隠れているんですよ〜」
とか言っていたなぁ。


自分でそんなこと言っておいて、今の私って問題のことだけしか見てない。

そのこともなんだか恥ずかしくなりました。




|| 本当に望んだこと




問題に隠れた愛を取り戻す

この言葉は私のカウンセリングやブログのテーマでもあります。


今、私は問題だらけで不便な生活を送っています。

今、私に起こっている問題の裏側には、何が潜んでいるんだろう。




そう考えた時、一つの答えが浮かびます。


「私、お母さんに頼りたかったんだ。」


洗濯のことも、
夕飯のことも、
そしてお風呂のことも、
家の床が壊れないと頼れないくらいには母を頼らないようにしていた自分がいることに気づきました。


頼ったら、きっと迷惑だよね。
そんな思いや考えはありますが、頼らないと生活できないのが現実です。


母は私の不便さや大変さを理解して、手を差し伸べてくれる。

その母の愛を
「迷惑だよね。」
と、ドブに捨てようとしていた自分がいることに気づきました。



今、起きている問題の裏側には
親子の絆と母の愛があるんだな。

私は問題を起こすことで、
母の愛に触れたかったんだ。


照れ臭くて、恥ずかしくて、なんだか嬉しくなりました。




|| 問題から受け取る


床を踏み抜いたことから始まり、
仮住まいが狭いことも、
調理器具が手元にないことも、
洗濯機が使えないことも、
風呂までの道が途絶えたことも。

この全てが母に、人に頼る練習になっている。


床を踏み抜かないと人に頼れない私。
我ながら、「素直じゃないヤツだなぁ」と自分で自分に笑ってしまいます。


私自身のこれからの課題。
それは頼ること、信頼することなのだと思います。

いつの日か心からの恩返しができるように、今は母の愛をたくさん受け取ろうと思います。



そしてこれはここだけの話ですが...。
母の美味しい手料理を味わえる機会が増えたので、今身に起こっている問題も悪いことだけじゃ無いなと思う今日この頃です。



優木るなより



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