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こんにちは、優木るなです。


みなさんは男性から
褒められたり
口説かれたり
好かれたり
好意的な態度を示された時、どう感じますか?

または
キザな姿だったり
一生懸命な姿だったり
紳士的な振る舞いだったり
かっこいい姿を見た時には、どう感じるでしょうか。



嬉しい
恥ずかしい
どきどき
感じ方の種類は様々あると思います。




私の場合は、
「えっ!キモっ!」
なのです。




好意的な態度は嬉しいし、
かっこいい姿はときめくはずなのに、
なぜだか「キモい!」と感じてしまう。



今回はそんなお話について私の体験も交えて書かせていただきました。



|| えっ!キモっ!




あれは確か、私が高校生の頃。
付き合いたての彼氏との初デートでした。

地元のショッピングモールに一緒に行き、一緒に並んで歩く。あるタイミングで彼が手を繋いできたのです。



まずその時点で私の心の中は
ゾワッとしていました。

恥ずかしい?嫌悪感?
なぜだか心がざわつく。




その時の彼の顔は真っ赤になっていました。




勇気を出して手を繋いでくれたんだ。
彼なりの愛情表現だったんだ。

今となってはそう思えます。



ですが、
当時の私は彼の姿に対して
「えっ、なんかめっちゃキモい。」
と、強烈な嫌悪感を抱いてしまいました。


彼が嫌だった、なんてことはない。
彼が変だった、なんてこともない。



私の片思いから始まり、勇気を振り絞って挨拶をしたり、勉強を教えてもらったりして、私の方から距離を縮めていったはずなのに。

初めて一緒に遊びに行った時に撮ったプリクラ、携帯の電池カバーの裏に貼っていたくらいだったのに。


今日の初デートだって、いつもよりお化粧も頑張ったのに。




今は彼に対して「えっ!キモっ!」って気分。


それ以上に、自分のこれまでの行動に対して「えっ!キモっ!」って気分。

携帯の電池カバーのプリクラなんて携帯ごと燃やしたいくらいでした。




|| どうして?



現在、私は夫と二人で毎日を過ごしています。

そして夫に対しても
「えっ!キモっ!」
と、思ってしまうタイミングがあります。
(だいぶ少なくなったけど、今もあるよ!)


私に対して「可愛い」と言ってきた瞬間だったり、“良い雰囲気”になった時だったり。


夫がキモいのか?と聞かれれば、
いいえ、そんなことはありません。




でも、感じてしまうのです。
キモいという感覚を。





ではここで、
何がキモいのか?
何に対してキモいと感じているのか?
掘り下げタイムに入ってみます。



相手が自分に対して「可愛い」と言うと
→キモい感覚になる

“良い雰囲気”になった時、相手の顔を見ると
→キモい感覚になる

相手が愛情表現すると
→キモい感覚になる


ということは、
相手がキモいというより
相手を見て(感じて)キモい感覚になる
ということになります。




もう少し掘り下げて見ます。


夫が私に対して、
「可愛い」
「愛してるよ」
と、発言する。
→キモい感覚になる。


「可愛い」
「愛してるよ」
と、発言するということは夫は私に愛情を持っている。
この事実は
→キモくない。


私のことを
「可愛い」と言った夫は、
私のことを
「可愛い対象」として見ている。
この事実は
→キモい感覚になる。


私のことを
「可愛い」と言った夫は、
私のことを
「女性」として見ている。
→めっちゃキモい感覚になる。
(書いててなんだかキモい。)



つまり、
相手に対して
「えっ!キモっ!」
と、感じているのではなく、

私自身が
自分の女性らしさに

「えっ!キモっ!」
を、感じているのです。





|| 心の動き



私たち人間は
自分自身の
「ダメ!」と思っている部分、欠点を隠そうとします。



怒りっぽい自分を知られたら
嫌われてしまうかもしれないし。

グータラしている自分を知られたら
軽蔑されるかもしれないし。

卑屈な自分を知られたら
否定されるかもしれないし。




自分を守るために、
自分の心が傷つかないために、
相手に嫌な思いをさせないために、
相手に嫌われないために、
理由は様々ですが「ダメ!」を隠し、知らず知らずのうちに否定するのです。



思い返せば私は自分の女性らしさを「ダメ!」と否定し続けた人生を歩んでいました。



始まりは小さな事です。



女の子なんだから、と言われたり。


パパが先で、ママは後だったり。

学校で男の子がスカートめくりをしてきた事だったり。

ブス、と揶揄われている女の子を見たり。


女って損だな、
女だと嫌な目に遭うな、
という経験を重ねる中で、
知らず知らずのうちに
自分の「女性らしさ」を
欠点として当てはめていったのです。




私たち人間は、欠点を隠したがります。


欠点はバレると、恥ずかしいものです。
そして恥ずかしさは、極力感じたくありません。

なので、恥ずかしさ自体を否定します。
(恥ずかしい思いをして、怒ってしまったり、など。)


彼が私を女性として見ることや、
彼を見て自分の中にある「女性らしさ」が反応すると

欠点がバレた!という感覚になり、
恥ずかしさを感じ、
「えっ!キモっ!」と否定するのです。




||  女性らしさと私



自分の「女性らしさ」を誰よりも否定してきたのは、自分自身でした。


女性らしさを、否定している分だけ恥ずかしさを感じて、
「えっ!キモっ!」という形で相手の好意さえ否定してしまう。



性別に対する感覚は人それぞれですが、
私は女性としての肉体と心を持っています。
そして恋愛対象は男性です。
自分は女性、という認識を持っています。


にも関わらず、私には
女性である自分
に対して強い抵抗感があります。




一番大きい事で言うならば、セックスが苦手。恥ずかしい、キモいって感覚になるんです。

セックスは自分自身と相手の肉体と心を実感する行為です。
最中に「えっ!キモっ!」を感じることはもちろん。
事前事後はナーバスになったり、
夫に対して怒りが出てきてしまいます。


ふと私は考えました。

「女性らしさ」を認められたら、
もっと楽に相手と、そして自分自身と関われるのかなと。





|| あるものは、ある。




女性らしさについて考えてみました。

綺麗、美しい、明るい、素直、のんびり、きらきら、ほんわか、柔らか、ふわふわ、お花、お菓子、料理、おしゃれ、自由、許し、愛。

自分には無い、縁遠いものという感じがします。


生まれながらに女性らしさがないというわけではありません。



男性、女性、どんな性別であっても人間である以上、
・女性らしさ(綺麗と感じる感覚など)
・男性らしさ(〇〇する、意思決定など)
の両方を兼ね備えています。



元々なかったのではなく、成長の過程や生い立ちの中で、
切り捨ててしまったり、
諦めてしまったり、
そうするしかなかったり、
と、“無いもの”にしてしまったのです。



でも不思議なんですよね。
私自身が自分のことを
女性らしさゼロ
これっぽっちも無い
と、思っていても相手には見えてるのです。



つまり、相手から見て「可愛い」のであれば、
そこに女性らしさは存在する。



私がどう思おうと、女性らしさがあるのです。

事実なのです。



大事な事なので、もう一回言いますね。



女性らしさ、あるのです。




|| まずは安心感




女性らしさです。
受け取ってください。
受け取ったら、
「えっ!キモっ!」
と、思わなくなります。




と、言われたところで
「はい、わかりました!」
と受け取れる人はいません。
(もしそんな単純なら、カウンセラーは廃業してしまいます)



受け取ろうにも、様々な葛藤や抵抗感があります。

特に、これまで否定してきた感情や感覚を、受け取るなんていうことは

私が今この場で、石原さ○みさんほどの美人に変身するくらいには不可能なことなのです。


できないから、人は悩んでしまう。

無理にやろうとすれば別の問題を生み出してしまったり、できないあまり新たな否定を持ってしまうことあります。






「えっ!キモっ!」と感じたくないのに、
「えっ!キモっ!」と感じてしまう。

感覚を感じたくないのに、
感覚を感じてしまう。

わかっているのに、
やってしまう。



めっちゃ葛藤します。



だからこそ、すごく大切なのは、
「えっ!キモっ!」
と、感じることを否定しないことなのです。




そう感じてしまうよね。
そう感じて、無理もないよ。
自分の女性らしさ、否定しちゃうよね。




誰かに肯定してもらったり、
自分自身で肯定できた時、
心は落ち着きます。





安心できる場所や環境、感覚を得た時に


素直に受け取ることだったり、
自分をオープンにすることだったり、
相手に感謝することだったり、


など、次の一歩を踏みだせます。


感じる感覚や感情に間違いはありません。


私たち人間は、否定しているものほど、
その人自身の価値や良さだったりします。


あなたが封じてしまった
女性らしさ
自分らしさ
を解放して、
たくさんの幸せを手にする。

そのお手伝いができたら嬉しいです。




優木るなより


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